『猫映チャンピオンまつり第5弾』
誘拐怪猫カブール猫
ポスター画像『誘拐怪猫カブール猫』
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物 語
 大型連休『食べきれないマグロ週間』を前に浮き足立つニャッポン社会。だが若猫の失踪事件が、連日新聞を賑わせていた。

 猫城大学物理学教室の助手ミーコの周辺でも、既に3匹が消息を断ったが、教授カブリは無関心だった。

 その夜、ひとり研究室に残って教授の研究論文を整理していたミーコは、校庭で始まった猫集会を横目に見た。三日月の夜にしては、どの猫眼も異様に光っている、と彼女が気付いた途端、1機の空飛ぶ円盤が現れ、一匹ずつ学猫を吸い上げ始めた。驚いて飛び退いた彼女は、はずみで教授の開発する次元反動光波装置を最大出力で起動させてしまう。

 その瞬間に円盤は消え去った。翌朝、ミーコは夕べの出来事を教授に話すが、彼は幻覚と決め付けて解雇する。その日以来周囲に不気味な影が付き纏い始めた彼女は、幼馴染みの防衛隊員ウダに打ち明けた。

 カブリ教授と若猫失踪事件の関係に疑念を抱いたウダは深夜、ミーコと共に研究室に忍び込み、教授が謎の通信装置で行う会話を聞いた。

「これだけ誘拐しても、不死身の《猫又》は見つからない上、高出力の次元反動光波という弱点を知られたニャ」

《ワレワレニワ、フジミノ、イデンシガ、ドウシテモ、ヒツヨウニャ》

 盗聴マイクで防衛軍直通回線へその会話を流したウダが、飛び掛った。

「長生きだけしても無意味だニャ!」

 振り向いた教授は、老いて崩壊しそうな頭を生化学高分子ネットで支えた異形の宇宙猫《カブール猫》だった!

 校庭に集結する防衛軍。上空を埋め尽くす大円盤群。ウダとミーコの2匹は、次元反動光波装置を奪取できるか。

 猫としての生き様を賭けた戦いが、今始まる・・・
 
スタッフ&キャスト
監督: 葉月奨
製作: 曽根麻矢
脚本: 曽根麻矢/葉月奨
特撮: 宝田米次
音楽: 井福辺アキニャン
出演: 唐谷未有
三ノ輪クロ
山楽ショウタ
平渡モモ
   
     
     
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