『猫映チャンピオンまつり グランド・フィナーレ』
怪猫総進撃
ポスター画像『怪猫総進撃』
大判画像はこちら
  
物 語
 猫暦二○二二年。
 惑星「肉球」は宇宙のならず者軍団「ニャリバン」の襲撃を受けた。最大の武器は百万ボルトの雷を操る超電磁怪描「うしこ」。だが仔猫たちの祈りで登場した怪猫王ゴロにより、「うしこ」は撃退された。

 そして10年。防衛軍は幾多の侵略に対峙し、辛勝を収めてきた。だが防衛軍幹部は懸念する。再び「うしこ」級の敵が襲来したとき、打つ手はあるのか、と。

 猫暦二○三二年秋。
 世界中の天文台が、惑星「肉球」に急速接近する大円盤群を捉えた。その数、なんとニャリバン襲来時の20倍。防衛研究所では、緊急記者会見が開かれた。

「規模から見て使節団とは思えニャい。10年前は先鋒。今度こそ総攻撃ニャ」

 緊張で肉球から汗を滴らせる記者猫が続出するなか、記者チーコがマイクを取る。

「もう一度ゴロを呼び覚ますニャ!」
「ゴロだけで撃退できる規模じゃニャい!」

 防衛隊長とチーコのやり取りはテレビ中継され、全国の仔猫が庭先で、あるいは窓辺から、ゴロ復活の祈りをささげ始めた。

 だが、彼らはまだ知らない。今度の敵がニャリバンをも征服し、宇宙中で無節操にマーキングしまくるスプレー星猫であることを。その母船の中で、更に凶暴化した「うしこ」が爪を研いでいることを。

 怪描達の感覚は鋭い。埋立地で廃棄物処理業を営んでいたゴミニャは、迫りくる桁外れの邪悪さを感じ、今は下町で電気工事を請け負っているサンダニャンにテレパシーで連絡する。こうして全国の怪描に「うしこ」襲来の危機が伝播し、次々と焼津に集結し始めた。

 猫暦二○三二年さば月七日午前六時。
 スプレー星猫の大船団は、遂に鯛平洋上空で大気圏に突入。めざすは、ゴロのいるニャッポン!

 防衛軍と怪描の共闘による史上最大の戦いが、今始まる・・・
 
スタッフ&キャスト
監督: 葉月奨
製作: 曽根麻矢
脚本: 曽根麻矢/葉月奨
特撮: 宝田米次
音楽: 井福辺アキニャン
出演: 蘇祢ゴロ
斧河うしこ
九角アミ
星ユリ
   
     
     
戻る

COPYLIGHT(C) 2004-2006 SHO HADZUKI, ALL RIGHTS RESERVED.

当ブースに掲載されている作品はフリーデータではありません。
ダウンロードした作品の無断複製、無断転載、二次配布、およびデータ自身への無断リンクは御遠慮下さい。