『特撮巨大ロボットシリーズ第2弾』
鉄猫22号
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スタッフ&キャスト

Stuff & Cast

企画・制作: 曽根麻矢
監督: 葉月奨
原作: 横田輝明
特撮: 丸根賛太
音楽: 三木田軍鶏
出演: 高橋カズ
谷田ミノル
富山コウ
岸田マーちゃん
台場あおい
   
  
物 語
 戦争の狂気は、ときに科学の歩みを誤らせる。戦時中、ニャッポン陸軍は占領した南方の島に秘密研究所を設け、著しく悪化する戦局を打破しようと躍起になっていた。

 そして、いくつもの想像を絶する計画が秘密裏に実行され、闇に葬られていった。その中に、劣悪環境への耐久性、敵を一撃で殲滅する破壊力、そして軍への絶対服従を兼ね備える究極兵器「巨大機械化兵猫」の開発があった。南方のジャングル奥深くで、ロボット工学の権威・正田博士の下、試作は重ねられた。

 だが、その完成を見ることなくニャッポンは敗戦。試作体はすべて処分された。

 ・・・否、されたはずであった。

 戦後の幕開けと共に目覚ましい復興を遂げたニャッポン・焼津に一匹の仔猫がいた。彼の名は仔猫探偵・正田金太郎!

 彼は正田博士の忘れ形見。戦後ニャッポンにはびこる悪を退治するため、仔猫だてらにオープンカーをぶっ飛ばし、西へ東へと大活躍の、有能で道交法違反な仔猫探偵であった。

 今日も港ヨコハマで、宿敵ムササビ一家を追っていた金太郎は、首領リュウの弟ケンタに捕まってしまう。盗んだ設計図を燃やしながらケンタは言う。

「戦争は終わった。猫を殺す兵器など必要ニャい!」

 そのころ突如南方の島からニャッポンに向けて飛び立った謎の巨大砲弾が迫っていた!

 臨海埋立地に着地した巨大砲弾から現れたのは、全身昆布巻きの謎の巨大猫ロボット。それを喜び見る扇島博士は金太郎に言う。

 「正田博士の忘れ形見は、君一匹ではニャい」

 巨大猫ロボットは、燃える昆布をまき散らせつつ、工業地帯へと動き始める。向かう先は扇島火力発電所!

 その発電所では、戦後の物資不足で、解体された巨大機械化兵猫の部品を「内緒」で使用していた。同胞の末路に、自律回路モードで暴れまくる鉄猫22号。破壊が続く中、扇島博士は金太郎に鉄猫のリモコンを託すが、慣れない操作で 、肉球は汗まみれ。

  そんな金太郎に扇島博士は言う。
 「もっと鉄猫の気持ちになって優しく、一心同体のように!」

 しかし金太郎と嫌悪感を露わにして、じっと鉄猫の目を見つめる・・・ そのとき突如、黒い巨大猫ロボットが現われた!
 その姿に思わず唸る扇島博士。

 「・・・ブラックタウロス」

 牽きつけられるように扇島火力発電所を目指すブラックタウロス。そして、金太郎の見つめる鉄猫の目の奥で、眠っていた秘密回路にスイッチが入った!

 戦時の狂気に翻弄されながらも機械と生体へのこの上ない愛情を奥底に隠して開発された「巨大機械化兵猫」。

 平和な世界の闇の部分で暗躍する新たな力との戦いが今始まる・・・ 
     
     
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