『大怪猫シリーズ第7弾』

肉球最大の決戦
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スタッフ&キャスト

Stuff & Cast

企画・制作: 曽根麻矢
監督: 葉月奨
脚本: 関根新二
特撮: 丸谷英一
音楽: 井福部アキニャン
出演: 夏木ユウ
星野ユリ
志村タケチャン
若森エイコ
ザ・カシューナッツ
(斧河うしこ・浦野うさこ)
   
  
物 語
 異常気象に見舞われた惑星「肉球」。真冬にも係わらず台風は来るわ、ニャッポン脳炎は出るわ、で連日新聞紙面は大賑わい。

 そんなある夜、流星群が夜空を駆け巡り、一つの巨大な隕石が猫又第四ダム近くに落下した。その外観はどう観ても猫川農協のダンボールに見えたが、その大きさたるや首都・焼津のビルほどもあって、地元の猫タチはこしを抜かしたり、過度に毛繕いしたり、と大騒ぎ。

 時を同じくして縄張庁のシンドー刑事は、極秘で来訪するスッキリン公国のキャラット王雌(おうひ)の護衛を命じられた。しかし、王雌を乗せた飛行機は、流星降り注ぐ星空の中、暗殺猫の仕掛けた爆弾により、呆気なく木っ端微塵。気負っていたシンドーは、肩透かしで、猫マンマのヤケ食いでもするしかなかった。

 翌日、金缶人と名乗る雄装した雌猫が焼津に現れ、九州アホ山からニャドンが出現すると予言。さらに、出港直前の船に出港中止を求めて、暗に大怪猫ゴロの出現を予言する。その予言は船長に一蹴されたが、シンドーは彼女が死亡したはずの王雌と確信し、単独で捜査を開始する。また、テレビ番組『あのネコに逢いたい』出演でニャッポンを訪れ、帰国のためにその船に乗船予定だったインシュリン島の小美猫たちは、金缶人の予言を信じてひそかに下船していた。

 シンドーの妹・ナオは、取材のため金缶人と名乗る雌猫を保護し、浜ニャ湖畔のホテルに宿泊。だが、王雌暗殺を企てるスッキリン公国の一味も彼女が王雌と見抜き、ホテルを襲撃した。そこへ、彼女の予言通りアホ山から出現したニャドンと、船を襲って現われたゴロが上陸し、養殖ウナギの所有権で戦いを始めた。その騒ぎと小美猫たちの機転で王雌暗殺計画は失敗する。

 シンドーたちは、毛玉山麓の精神医学研究所で王雌を診察するが、権威・ツカゴシ博士の結論は、王雌の祖先に肉球に逃れてきた金缶人の血が流れており、それが蘇って超能力を発揮したというもの。彼女は、かつて金缶星を壊滅させ眠りについた宇宙怪猫が、数年前にニャッポンより届いた捨て猫の残留思念と融合し、宇宙最強の怪猫となって飛来していると言う。その言葉通り、猫四ダム近くのダンボール型隕石からキングチャトラが誕生。焼津はじめ、ニャッポン各地を荒らし回る。

 対抗するため、小美猫はインシュリン島より守護神モスニャを召喚する。しかし、モスニャ単独では明らかに勝ち目なし。ゴロとニャドンが協力すれば、あるいは勝てるかも。モスニャは2匹に共に戦うよう説得を始めるが、ゴロもニャドンも、ぜんぜん興味ニャし! と拒否。やむをえず単身キングチャトラに戦いを挑むモスニャの悲壮な姿を見て、遂に2匹の怪猫もキングチャトラに立ち向った!

 ゴロ、ニャドン、モスニャの三大怪猫と、宇宙最強の怪猫として新生したキングチャトラとの間で、惑星「肉球」始まって以来の凄絶な決戦が、今始まる・・・
     
     
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