『大怪猫シリーズ第8弾』

南海亭の大決闘
ポスター画像『南海亭の大決闘』
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スタッフ&キャスト

Stuff & Cast

企画・制作: 曽根麻矢
監督: 葉月奨
脚本: 関根新二
特撮: 丸谷英一
音楽: 井福部アキニャン
出演: 三ツ池獅子丸
財部アキニャ
出路谷べる
蘇祢ゴロ
ザ・カシューナッツ
(斧河うしこ・浦野うさこ)

協賛:

ニャッポン全国食堂協会
  
物 語
  大衆食堂《南海亭》。そこは手頃な価格でいろいろな美味しいメニューがそろった下町の台所だ。大将カニ吉と見習いエビ太が作り出す海鮮モノの猫メシが大人気で、一日中大賑わいである。

「エビ太、この尻尾、捨てておけニャ」

バケツいっぱいのエビの尻尾。ごみ捨ても見習いの大事な仕事だ。南海亭のメニューにはエビを使ったものが多い。一日に出るエビの尻尾も大変な量だ。バケツを持って店の裏に出て行こうとするエビ太に大将が怒鳴る。

「盗み食いするじゃニャ−ぞ! そのエビは特別製でタウニャンが100倍ニャ」
「さっすが、大将。学があるニャア」
「あたぼーニャ、こう見えてもネコタ大学食堂科の出ニャ」

しかし、裏庭に出たエビ太は、2階の下宿へ直行。押入れのダンボールに尻尾を隠した。ダンボールには大量の尻尾が・・・これをいつか一気食いするのがエビ太の「夢」だった。
「ついに決行の日は来たニャ」

 その頃、店内に異変が発生していた。店のカウンタにいつの間にか小さな小さな双子の雌猫が現れていた。その2匹は、南鯛平洋のニャンファント島から来たという。島では秘密結社『赤イ笹』によるエビ密猟の強制労働で、島猫がたくさん死んでいるという。焼津っ子のカニ吉は情に絆されやすい。2匹の小美猫の訴えを涙しながら聞き入り、明日からエビ天をメニューからは外そうなどと考えていた。すると・・・

「それに、あのエビはあんまりたくさん食べると」

そのとき、店内に音響が響き、天井から巨大なハサミが突き抜けた!

 ニャンファンド島のエビ尻尾に含まれる大量のジフェニル-2,4,6-タウニャンの影響でエビ尻尾を一気食いしたエビ太は、巨大怪猫エビニャに変身してしまった!
「これを恐れていましたニャ。島からモスニャを呼びます」

 巨大エビニャは、とてつもなく凶暴だったが、全身からエビ臭を撒き散らしていたので、危険と分かりながらエビニャに飛びかかる下町猫が大量発生! 事態は急を要した。この匂いにヤツが反応しないわけがない。南海亭がまた大きく揺れた。そして床下から怪猫界きって大食漢、怪猫王ゴロ出現!

 同じ頃、小美猫が呼んだモスニャが、鯛平洋南方から一直線に焼津に向かって飛行している姿が、防衛隊のレーダーにキャッチされた!

 さらに、この騒動の裏では秘密結社『赤イ笹』の不気味な動きが・・・

 下町食堂《南海亭》。そこを舞台に、三大怪猫の凄絶な大決闘が始まろうとしていた。
     
     
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