空想科学シリーズ第4弾

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スタッフ&キャスト

Stuff & Cast

企画・制作: 曽根麻矢
監督: 葉月奨
原作: 御粗末健
音楽: 菊池戸志比呂
主題歌: 「黄金キャットの歌」 (夕焼ソノラマ)
作詞・第一劇画
作曲・山田正史
歌・ボーカルストア
出演: 星シンイチ
高見山エミ
山下タマル
筑波チャコ
フィコ・サンディエゴ
アンドレー・ブレイカー

協賛:

ニャッポン酒製造総連合会
ニャッポン専売公社
国際ハロウィン振興財団
アメショウ合衆国カボチャ生産者協会
  
物 語
  2万年の昔、惑星《肉球》に超文明を築いた猫大陸ニャトランタスは、突然海に沈んだ。生き残りはひっそりと世界中に散り、特異な能力でハロウィンの伝説となった。そして、時は下って現在。更なる鉄槌を下そうする宇宙の4つの猫目を、今はまだ誰も知らない。

  未来の天文学者を夢見るタマは、天体観測で新しい遊星を発見。その星はタマによって《イカゲソ》と命名された。天文台所長チバは、名付け親タマを、愛娘エミとアメショウ合衆国での学会発表に同行させた。映画の聖都シルバーバイン近郊の会場で発表するチバ。難しすぎて退屈なタマは、エミと会場を抜け出してシルバーバインへ。運悪くヒッチハイクした車が、ドジを踏んで逃亡中のギャング団だった!

 身代金を要求するギャングに、チバは忠告した。

「エミには危害を加えるな。さもないと、キミたちの命が危ニャいのだ」

信用しないギャングは、エミにマシンガンを・・・エミの糸目がキラリと光った! 途端、マシンガンは巨大な蛇に変身! 腰抜かして逃げ惑うギャング一味に大笑いのエミ。展開の理解不能でグルーミングに専念するタマ。その時、おやめ!と声が響き、大きな帽子を被ってホウキに乗った真っ白な雌猫が、宙に浮かんだ!

「エミは私たち魔雌と同じニャトランタスの末裔。 こんなヘボ相手にしないの」

魔雌は、宇宙怪猫ニャゾーが遊星イカゲソの軌道を変え、この惑星を直撃するコースに乗せたことを話した。

「もうエミの力で守護神『黄金キァット』を目覚めさせるしかニャいわ」。

 遊星の軌道を変えたのに、惑星《肉球》では平穏そのもの。

「オマイら、遊星の軌道を変えるのがどれだけ大変か知らニャいのか?」

乗っ取ったテレビ画面で、ニャゾーは「よくわかる世界滅亡物語」を、紙芝居で熱演。その甲斐あって、ようやく世の終わりを嘆いて呑んだくれる猫が出始め、ニャゾーもやっと溜飲を下げた。その光景に、エミは立ち上がった。

「わたくし、魔雌さんとギャングさんと『黄金キァット』を復活させますわ」

思わぬ展開にギャングの数匹が気絶した。エミは直感していた。ニャゾーこそ、2万年前にニャトランタスを海に沈めた最強宇宙怪猫の末裔であることを!

エミは「黄金キァット」を復活できるのか?

そしてニャゾーの遊星イカゲソ衝突計画を阻止することができるのか?

2万年の時を超えた、それぞれの末裔たちの壮絶な戦いが、今始まる・・・
 
     
     
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