猫暦2201年。猫類はついに宇宙開拓時代を迎えたが、宇宙に進出する猫タチ を襲う未知の危険は多かった・・・
惑星・肉球の軌道上に浮かぶ宇宙ステーション・シルバートースター。
小惑星を破壊することも、パンを焼くことも出来る、という猫類の英知を
集めた肉球防衛軍の最新鋭軌道基地では、ニャッポン支部である猫山鮮魚店
から派遣された『キャプテン』と呼ばれるキジトラが、宇宙からの危険に 日々、糸目を光らせていた。
キャプテンは威嚇六段、猫パンチ五段、猫キック七段、店先サンマ奪取四段
という肉球防衛軍の英雄。優れた悪知恵と無気力で猫類の限界に挑戦する。
かつて惑星・肉球を襲った超電磁怪猫の殺猫光線を応用して開発したレーザー プシー銃の早撃ちでは太陽系で右に出る猫はいないほどだ。
キャプテンの下では、かつて移送宇宙船の難破で遭難しているところを彼に
救助された、姿も気分も変幻自在のキケロ星猫のミュー、第2次マタタビン
戦争で、彼と激しく対立しながらも共に戦い、ついに固い友情で結ばれた
ファット星出身の大食聖剣戦士プリモ、バイオテクノロジーによりトンボの
飛翔能力を備えた紅一点のアキアカネ隊員、ミューがいつか喰ってやろうと
狙っているロシニャン製万能ロボット・フリスキーが、気が向けば一糸乱れぬ チームワークで結束する。
そんなある日、宇宙の彼方から接近する大宇宙船団が空間レーダーに捕捉さ
れた。キャプテン、ミュー、プリモの3匹は、猫山鮮魚店の長官(オヤジ)の命令
を受け、誰も合体したところを見たことがないと噂される愛機・プシ〜ゲル号 で調査に向かったのだが・・・ |
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