『空想科学特撮シリーズ』
ウルトラニャン
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スタッフ&キャスト

Stuff & Cast

企画・制作: 曽根麻矢
監督: 葉月奨
脚本: 金城テツ
撮影: 内海ショーチャン
特撮: 鷹野ヒロ
音楽: 宮内クニ
録音: アブミ・ラボラトリー
出演: 黒部ダムヲ
斧河うしこ
小林アキゾウ
羽生サンタ
仁平マサ
ユカ=タートルビール
亀山ガラ
清田チロ
   
  
物 語
 ある日、猫ケ森湖に青と赤のアルミホイル玉が飛来した。ちょうどその上空をパトロール中だった加賀区特売隊のハニャタ隊員は、高速移動するアルミホイル玉を見過ごせず、思わずちょっかいを出したために衝突してしまう。

 そしてハニャタは、不思議な空間の中で、光るゆで卵を目に付けたような異様な宇宙猫と遭遇した。お前は誰ニャ?とハニャタは考える。すると

 
「わたしは、N22星雲からやってきた宇宙猫ニャ。」
「N22星雲? 美味いのか? それは」
「・・・わたしは宇宙の凶悪猫・ガルタン星猫を追ってやってきた。君とわたしは一心同体となって、ガルタン星猫をやっつけるのだニャ」
「興味ないチ。帰る」
「そんなこと言わないで・・・いいものあげるニャ。ベータ缶詰。君が危険になったとき、これを開けるニャ。」
 そのとき、あの青い玉が猫ケ森湖から浮かび上がり、ハニャタの捜索に来たジェットモスキートに迫った。
「スーパープシー発射!」
イシマツの掛け声のもと、強力拡声器から紅一点プシ・アキコ隊員の「プシャーーー」という唸りが発射されると、青い玉は堪らず大爆発!あまりの威力のすごさに腰を抜かしたイシマツキャップの目前に、邪悪な黄色い目を爛々と輝かせた凶悪な宇宙猫・ガルタン星猫が立ちはだかった。

 その頃、南海の孤島、ジョンソン・アンド・ジョンソン島からニャゴヤ万博会場に向けて、古代怪猫ゴモニャの空輸作戦が開始されていた。 射撃の腕を買われて(島の魚は美味いと騙されて)同行したヤマアラシ隊員は、アメショウ合衆国の女流科学者キャットニップ博士が開発したUMG(ウルトラ・マタタビ・ゴロニャン)麻酔弾 をゴモニャに命中させた。

 麻酔弾の効力は6時間。空輸される寝ぼけまなこのゴモニャは、ニャゴヤ城の金のシャチホコ をエサと見間違え、猛烈に暴れだしてしまった。

 眼前のガルタン星猫への攻撃もままならないイシマツ・キャップのもとに、ヤマアラシ隊員からのゴモニャ出現の報が入るや、イシマツキャップは動揺を隠すための毛づくろいで忙しい。アキコ隊員1匹が「スーパープシー」で攻撃を続けた。ニャッポン危うし!

 その様子をなぜか猫ケ森湖の遊覧船から見ていたハニャタは、ガルタン星猫のハサミからガルタンファイヤーが発射されると見ると、ついに、あのベータ缶詰に缶切りを突き立てた。

 目もくらむような光が迸り、次の瞬間、ハニャタは巨大な宇宙猫に変身したのだ!
 かれこそN22星雲からのスーパーヒーロー、ウルトラニャンだ!十字に合わせた前足からスプシウム光線を放ち、マッハ22で空を飛ぶ。衝撃波で敵も味方も根こそぎ破壊するが御構い無しの、驚異のスーパーニャン。

 ウルトラニャンはガルタン星猫を撃退できるか。そして、猪突猛進のゴモニャからニャゴヤ城を守ることができるのか・・・加特隊とウルトラニャンの平和への戦いが、いま始まった。
     
     
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