魚群を求めて飛行機で飛んでいた(株)猫川漁業の日岡は、同僚の大林が
不時着したとの緊急通報を聞いて岩田島に向かう。島の海岸で救助を待つ大林に出会えた日岡だったが、喜びもつかの間、そこに大怪猫ゴロと
謎の怪猫が突然に現れ、戦いを始めてしまった。
岩陰から2匹が固唾を呑んで見守る中、くんずほぐれつしながら戦っていた2頭の怪猫は、観客もないことに飽きが来て、猫にあろうことか、
そのまま海の中に消えていった。
帰った2匹の証言により、その容姿・獰猛さ・小賢しさから、古代猫類学の大家である田作博士は、謎の怪猫はニャンギラスに違いない、と断言した。
そして山根古博士を招いてゴロ対策が検討されることになったが、既に究極
兵器「サンシュコンゴウ」が無い今、有効な対策は見つからなかった。
海上を必死でゴロ捜索する防衛隊。やがてニャゴヤ港にゴロが現れる。
攻撃する肉球防衛隊。だがゴロは平然と上陸する。そしてまた、ニャゴヤ に上陸するもう一匹の怪猫がいた。ニャンギラスだ。
この非常事態に肉球防衛隊本部は、時には敵対しながらも猫類とニャッポン
を構成してきた3大勢力・爬虫類族の精鋭部隊「亀吉防衛隊」、鳥類族の
アヒル隊長率いる空挺部隊、そして魚類族から自ら爆弾になることを志願 した涙のハリセンボン決死隊との共闘を決断した。
そして防衛隊が攻撃する中、ゴロとニャンギラスの熾烈な戦いが始まる・・・ |
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