猫映スタジオニュース

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  • 猫映では、日の出の勢いで普及していくテレビとの対決ではなく、同じ視聴猫を共有する娯楽提供組織としてタイアップしていく政策を強く推し進めていた。
  • この年の春、少猫向けまんがで圧倒的な人気を誇った横山ヒカル氏が逝去した。横山氏は長年に亘ってSFまんが作品を世に送り出し、猫映のスタッフの中にも、横山氏のまんがに夢中になった少猫時代を持つ猫が多かったことが、この「ジャイアントゴロ」劇場版の制作の原動力になっている。
  • 当時、先行して放映されたテレビ版の継ぎ接ぎを劇場版とする安直な映画作りが、どこの映画会社でも採用されていた。しかし、猫映では前述のようなタイアップ方針を早くから打ち出していたため、テレビ制作側との企画の競合を減らし、ともにオリジナル作品で集客を図っていこうというコンセンサスが確立していた。
  • 劇場版「ジャイアントゴロ」も、横山氏が生前に書き残していた劇場版用の企画書に基づいており、単なるテレビの大画面化ではなく、同時上映された「ゴロ対ニャンギラス」目当ての成猫にも、大いに好評を博したという。
 
 

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